2010/07/22

夏がきたっ!




ざわざわと大騒ぎをして ゲリラ雨が通り過ぎると
いくつも いくつも
明るい青空に 
ほほえむように 大きなひまわりの花が咲き始める


いきなりあらわれた真夏の風は
虫たちが雨やどりをしていた草の陰まで照らし出すように


きのうまで使っていた
長靴を玄関にほしながら


「あしたは海へでも行こうか」 

そう言って あなたが笑った







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「生きること」ただそれだけの約束のために

きょう 届いた 生まれたばかりの君の写真 毎日同じように 繰り返す喧騒 人々が帰りをいそぐ夕方をまわって ひとり  疲れた体で電車に飛びのる頃には たくさんの家々に 暖かなひかりが満ちていて 君がお腹の中から 生まれてくる今日まで た...