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「生きること」ただそれだけの約束のために

きょう 届いた 生まれたばかりの君の写真 毎日同じように 繰り返す喧騒 人々が帰りをいそぐ夕方をまわって ひとり  疲れた体で電車に飛びのる頃には たくさんの家々に 暖かなひかりが満ちていて 君がお腹の中から 生まれてくる今日まで たいせつに握ってきた掌のなかに あつまってきた天使たちがたくさんの 魔法の花束をわたす 僕は君のほほえみのために ひのあたる花壇に小さな花を植えよう そして世界中が君の誕生を祝福していることに 僕らが きょうも生かされていること に 感謝の詩をうたおう 僕がうつむくことで傷つけたあのひとは 僕を許してはくれないだろう あの日 静かにドアをしめ 哀しみを誰にももらさないように ひとりで消えていったあのひとは いったい  どこで哀しみを洗い流したのだろう 新しい命がうまれ 山がいぶき 鳥たちがうたい 川が流れ 風がほほえむ くりかえすことが僕たち人間に与えられた約束なら 消えていこうとする想いのために どんなに涙があふれても つぎつぎと生まれくる新しい命のために たくさんの幸 せがふりそそぐことを祈ろう すべての人々のために いきるための愛するうたを すべての約束が輝きわたるこの空に 血のにじんだ手であしで ぼくが天使にかこまれて目を閉じる 瞬間まで 生まれてきたことに感謝して すべてのものたちに感謝して いきるための愛するうたを すべての約束が輝きわたるこの空に 「生きること」 ただそれだけの約束のために

シャーリー 花言葉


咲き始めた彼女たち、なんだか話しているような...でもその声は私の耳には届かない。


「綺麗ね」って毎日話しかけてもらった「花」は
話しかけられなかった「花」より、うんと綺麗に咲くらしい。

今年のシャーリーは低めの気温のせいか、少し小ぶりです。

花の色によって違う チューリップの花言葉
白が「失われた愛」「失恋」「新しい恋」
ムラサキは「永遠の愛」「不滅の愛」

とすれば白に紫の麩の入ったチューリップ
「シャーリー」の花言葉

「失われた愛は永遠の愛のにおいがして」

みたいな

または「今度の恋は不滅なの」とか 

ちょっと可笑しい。クスクス...


人はお腹の中で育てられているときが
一番あたたかくて安全で「幸せ」らしい


胎内から産まれてくるときの物理的な痛みと苦しみ。

あたたかな母親との人生ではじめて経験する最初の「別れ」に、

どうしようもなく傷ついて
泣きながらうまれてくる。
そして、その傷を癒すために、一生 人は愛を求めつづける。


こんなことを言った乳幼児心理学の先生がいた。

私には斬新なオハナシで、興奮さえ感じた「名言」だったことを

急に思いだした。


何日かすると、ひとつ、またひとつ
開ききったチューリップの花びらがはらりとおちる。


でも、 花壇のひだまりは いつものように暖かくて





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