2011/04/14

チオノドクサ




ここ数年来、出したことがない熱が...しかも39度。

「このまま死んじゃうかもしれない」

と寝込んだ「病あけ」の朝
開き始めた
たくさんの花の輝き

 くらくらしそうでしゃがみこんだ背中を
あたためるお日さまの光
真っ蒼な顔を
ほころばせて笑いだした

チオノドクサ

もう何処にも残ってはいないと思っていた小さな花が
ランダムにあたたかい気持ちの咲き始めた春に






「生きること」ただそれだけの約束のために

きょう 届いた 生まれたばかりの君の写真 毎日同じように 繰り返す喧騒 人々が帰りをいそぐ夕方をまわって ひとり  疲れた体で電車に飛びのる頃には たくさんの家々に 暖かなひかりが満ちていて 君がお腹の中から 生まれてくる今日まで た...