2010/09/05

はじまり





ふと降り立ったこの星が 
どんなにおいで
どんな色の星なのか
僕には わからない

でも、君のとなりで
生きてみようって
さっき 決めたんだ

星が一つも見えないような暗い夜 
乾いた地面の上に君が小さな種を植える
かならず生まれくる新しい朝のため

見つめている地面から
新しい芽が顔をだして

もしかしたら
さがしていた何かを 
みつけたような気持ちになった

二人で世界中を旅しよう
これからはじまる
新しい明日のために






「生きること」ただそれだけの約束のために

きょう 届いた 生まれたばかりの君の写真 毎日同じように 繰り返す喧騒 人々が帰りをいそぐ夕方をまわって ひとり  疲れた体で電車に飛びのる頃には たくさんの家々に 暖かなひかりが満ちていて 君がお腹の中から 生まれてくる今日まで た...