2012/06/22

てのひらに輝く花をいっぱいつんで






さよならって
あなたが手を振る


さよならって
私が手を振る


てのひらとてのひらのあいだに
少しだけ夏の太陽がほほえんで


だけどさよならはなにかしらさみしくて


「また会えるかしら...」


約束はしないから
またあえるかもしれない


きっと
もしかしたらね


そしたらそこにいてくれるあなたに
今度はちゃんといわなくちゃ
「ありがとう」
そんなふうに


こころのなかに
輝く花をいっぱいつんで







「生きること」ただそれだけの約束のために

きょう 届いた 生まれたばかりの君の写真 毎日同じように 繰り返す喧騒 人々が帰りをいそぐ夕方をまわって ひとり  疲れた体で電車に飛びのる頃には たくさんの家々に 暖かなひかりが満ちていて 君がお腹の中から 生まれてくる今日まで た...